健康経営の新視点!プレコンセプションケアを職場で始めるヒント

健康経営の新視点!プレコンセプションケアを職場で始めるヒント

みなさまは「プレコンセプションケア」って聞いたことはありますか?
健康経営に携わるバックオフィス皆さんの中でも、「聞いたことはあるけれど、よくわからない・・」という方がまだまだ多いのではないでしょうか?

実は、この「プレコンセプションケア」が今、健康経営の世界で急速に注目を集めているんです。
実際に、健康経営優良法人2026の認定制度において、中小規模法人部門にも「プレコンセプションケアの認知度」を問うアンケートが新設されました。
「今は認知度を問われるだけ」とはいえ、来年以降は具体的な取り組みが評価対象になる可能性が高い項目になっていきます。
今のうちに正しく理解して、一歩先を行く職場づくりに活かしていきましょう!

プレコンセプションケアとは?まずは基本をおさらい

プレコンセプションケアとは?まずは基本をおさらい
プレコンセプションケアの基本をおさらい!

プレコンセプションケアとは、こども家庭庁の定義によると
「性別を問わず、適切な時期に、性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めたライフデザイン(将来設計)や将来の健康を考えて健康管理を行う取り組み」
のことです。

「プレコンセプション(Preconception)」は直訳すると「妊娠前」という意味になりますが、現在のプレコンセプションケアは必ずしも「近々妊娠したい人のためのケア」ではありません。
妊娠・出産を希望するかどうかに関わらず、若い世代の男女が自分のライフプランを考えながら、日々の健康と向き合うための考え方として広く推奨されています。

企業における文脈だと、特に「女性従業員の健康課題への配慮」「ライフイベントを見据えた就業環境の整備」という側面が重視されます。
日本人の20代女性では5人に1人が痩せ(BMI18.5未満)といわれており、若年女性の痩せは骨量減少や低出生体重児出産のリスク等との関連があります。

栄養バランスの乱れや不規則な生活は、将来の妊娠・出産のリスクを高めるだけでなく、今の仕事のパフォーマンスにも直結します。
プレコンセプションケアへの取り組みは、従業員の「今」と「未来」の両方を守る健康投資なのです。

なぜ今、企業がプレコンセプションケアに取り組む必要があるの?

なぜ今、企業がプレコンセプションケアに取り組む必要があるの?
なぜ「いま」、企業がプレコンセプションケアに取り組む必要がある?

プレコンセプションケアが浸透しつつある背景には、国をあげた推進体制の整備があります。
こども家庭庁は2025年5月に「プレコンセプションケア推進5か年計画」を公表し、今後5年間で集中的に取り組む3つの柱として「正しい知識の普及と情報提供」「一般相談支援の充実」「医療機関等における専門相談の充実」を掲げています。 

またこの計画では、企業・自治体・教育機関等において正しい知識の普及を担う「プレコンサポーター」を5万人以上育成することも目標として盛り込まれました。
企業の人事・総務担当者がその担い手のひとりになれる時代が、すでに始まっているのです。
この取り組みは健康経営優良法人の認定制度との連動という点でも、無視できない動きがあります。

健康経営優良法人2025で大規模法人部門を対象にプレコンセプションケアの設問が新設され、健康経営優良法人2026では中小規模法人部門にも認知度を問うアンケートが拡大されました。  

現時点では「認知しているかどうか」を問う段階ですが、大規模法人部門ではすでに「具体的な取り組み内容」まで評価されているので、中小企業への波及は時間の問題となります。
「うちはまだ中小企業だから関係ない」と後回しにしてしまうと、認定取得の際に慌てることになりかねません。
今から少しずつ「プレコンセプションケア」への理解と準備を積み上げることが、認定の先を行く健康経営につながっていくのです! 

健康経営としてプレコンセプションケアに取り組む具体的な方法

健康経営としてプレコンセプションケアに取り組む具体的な方法
プレコンセプションケアを健康経営として取り組む具体的な方法

では「プレコンセプションケアって具体的に何をすればいいの?」という疑問にズバリお答えします!
プレコンセプションケアへの企業の取り組みは、大掛かりなものから始める必要はありません。
まずは以下の3つのアプローチから始めてみてください♪

1.正しい知識の提供と啓発活動
社内報・掲示板・イントラネットなどを活用して、プレコンセプションケアに関する情報を発信することが第一歩になります。
こども家庭庁の公式サイト「はじめよう プレコンセプションケア」には、わかりやすい啓発コンテンツが豊富に揃っているので、ぜひ活用してみてください。
『マンガでプレコン!』は漫画でプレコンセプションケアについて知ることが出来るので、忙しい時でもサッと馴染みのある漫画で情報を仕入れることが出来てオススメですよ♪
全員参加型の健康セミナーや勉強会を年1回開催するだけでも、認定要件への対応として評価されます。

2.女性の健康課題への配慮ある職場環境づくり
月経に関する不調・更年期症状・PMSなど、女性特有の健康課題に対して「言い出せる雰囲気」があるかどうかは、プレコンセプションケアの観点でも非常に重要です。
産業医や保健師との連携体制を整え、気軽に相談できる窓口を設けることが、女性が長く活躍できる職場の土台になります。

3.食環境の整備で「毎日の健康」を支える
プレコンセプションケアにおいて、食事・栄養の管理は具体的な取り組みのひとつです。
葉酸・鉄分・ビタミンDなど、女性の健康に特に関わりの深い栄養素は、毎日の食事から継続的に摂ることが大切です。 

「1日3食、主食・主菜・副菜が揃う食事を」というのはプレコンセプションケアの基本中の基本。
とはいえ、忙しい日々の中で毎食完璧に整えることは、現実的に難しいという声も多いですよね・・。
ESキッチンのオフィス社食サービスをご利用いただいている企業の中には、女性社員を中心に「持ち帰りでも利用したい」というほど日常的に活用いただいているケースもあります♪
「飽きずに美味しい」という声も届いており、バリエーション豊かな栄養バランスの整ったメニューが、毎日の食習慣をさりげなく支えています。
栄養情報やアレルギーもメニュー表やQRでパッと確認できるので、栄養管理もお手軽にできるのでご安心ください♪

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男性も一緒に!プレコンセプションケアは「全員参加」の健康経営

男性も一緒に!プレコンセプションケアは「全員参加」の健康経営
プレコンセプションケアは性別関係なし!「全員参加」の健康経営

プレコンセプションケアにおいて意外と見落とされがちなのが、「男性も対象である」という点です。

こども家庭庁の定義でも「性別を問わず」と明記されており、男性の生活習慣・喫煙・飲酒・ストレスなども、将来のパートナーや子どもの健康に影響しうることがわかっています。
企業として取り組む際に「女性だけを対象にしたプログラム」にしてしまうと、かえって女性が目立ってしまい、参加しにくい雰囲気になることがあります。

「健康的な生活習慣を全員で考える機会」として、男女問わず参加できるセミナーや食育活動として設計することが、長続きする取り組みの秘訣です。
また、管理職が「プレコンセプションケアとは何か」を理解していることも重要です。
「部下の女性がそういった健康課題を抱えているかもしれない」という視点を持つことで、声かけや業務配慮のあり方が自然と変わっていきます。
妊娠をする女性だけでなく周りの全スタッフにとっての健康経営の課題であることを、取り組みを始める一番最初にしっかりと浸透させることが成功への近道となるのです。

プレコンセプションケアを健康経営の文化として根付かせるために

プレコンセプションケアを健康経営の文化として根付かせるために
プレコンセプションケアが健康経営の文化として根付かせるための知識

プレコンセプションケアへの取り組みは、認定要件への対応としてだけでなく、「従業員の人生を健康経営でトータルに支える職場」としての企業ブランドにも直結します。
「ここで働いていたら、将来のことも安心して考えられる」という実感は、特に若い世代の従業員のエンゲージメントと定着率を高める強力なメッセージになります。

一朝一夕には変わらないかもしれませんが、まずは「プレコンセプションケアという言葉と概念を社内に広める」ことから始めてみましょう!
「知る」ことから始まるのが健康経営です。
一人ひとりの「今」を大切にする職場づくりが、企業全体の未来を明るくしていきます♪

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【参考】
こども家庭庁「はじめよう プレコンセプションケア」
https://precon.cfa.go.jp/
こども家庭庁「プレコンセプションケア推進5か年計画」
https://www.cfa.go.jp/councils/preconception-care
経済産業省「健康経営優良法人2026認定法人が決定しました」
https://www.meti.go.jp/press/2025/03/20260309002/20260309002.html

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