
健康経営EXPO取材レポをお届け!
2025年7月23日~25日にポートメッセなごやで開催された「第7回 名古屋 総務・人事・経理Week」内『健康経営EXPO』を取材してきました!
会場に入るとまず感じるのは、≪熱気≫です!
総務・人事・経理Weekでは、9つのジャンルに分けられた各会場、でバックオフィスの課題をサポートするために特化したサービスが業務ごとに集結した展示会です!
各ブースの担当者は、サービスや機能の説明はもちろん、実際にそれぞれの企業でどのように現場で稼働させて、どこから始めると無理がないかまで丁寧にお話してくれます。
来場したゲストの質問に耳を傾けてみると、どなたもより具体的な質問が飛び交っていて、産業保健や人事総務、現場管理の担当者が同じテーブルで議論している様子がそこかしこに見られました!
そんな活気溢れる健康経営EXPOの様子をたっぷりとお伝えいたします!(`・ω・´)ゞ
健康特化型AI診断は「気づきの起点」という位置づけ

会場では健康経営のスタートとも言える「自分への健康の気づき」についてのサービスが今年も多く出展していました!
特に存在感が明らかに増していたと感じたサービスがAIを活用した健康リスク診断です。
健診データ、問診、生活習慣アンケートなどをもとに、個々には健康への『次のステップ』をわかりやすく示してくれ、組織に対しては傾向を知識がなくても分かりやすく、しっかりと可視化する仕組みが、複数社のサービスで標準化されつつありました。
特徴的だったのは、アルゴリズムの優位性を競っているというよりも、利用する従業員さんが短時間難しい作業もなくでチェックができ、≪今からできる健康への行動提案≫など「やってみよう!」と思える簡潔なフィードバックを受け取れるUIに注力しているという点でした。
面談前にセルフチェックを済ませておけば、産業医や保健師との対話が具体化しやすくなるので、これまで面談時に「特にありません・・」「何を言えばいいか分からない」となってしまっていた方の面談時間の質を向上させることもできます!
各社のサービスを実際に体験したり、説明を通じて共通していたのは、AIは“答えそのもの”ではなく、面談や社内コミュニケーションへつなぐ“気づきの起点”として活用するという姿勢でした。
数問の簡単なアンケートや自分の顔を一瞬カメラに向けるだけで「疲れ」や「ストレス」を段階評価で直観的に分かりやすく見る事ができます。
実際に導入されている企業では、撮影→チェック→上司が「昨日の残業でちょっと疲れが残ってるみたいだから、今日は早く帰ろうな!」といったコミュニケーションがルーティン化しているという事例がとても多いそうです。
健康チェックというと具体的な「病気」を調べるというイメージがあるかもしれませんが、毎日の簡単な体調や気持ちを管理してみんなで『気づく』ことが健康経営を支える大切な取り組みであることが感じられました!
食×運動も自分らしく!サービスを組み合わせる発想が主流に

実際に展示会に足を運んだことで、大きな発見がありました!
健康経営はひとつのサービスや施策を「点」で導入するのではなく、色々なサービスなどを横断的に組み合わせることで「線や面」として運用する考え方が需要であるという事です。
例えば、食事支援、運動プログラム、睡眠・メンタルケア、オンライン学習、産業保健面談などを、日常の動線上に≪ゆるくつなげる≫という設計が様々なブースで紹介されていました。
特に多いなと感じたものはは、福利厚生の社食事業者がプラスアルファで別のアプローチから健康経営へと展開する取り組みです。
食事補助で栄養情報の伝え方を工夫したメニュー表示が社食業者の基本的なイメージですが、ここにプラスして、こまめな水分補給を後押しするサービスやPOP、使いたいと思える仕組みの導入もありました。
さらに、専用のアプリの導入で昼休みに参加できる10分のミニレクチャーやストレッチ動画など、食の場を起点に軽い学びや健康活動を自然な流れで差し込む仕掛けが増えていました。
他にも、アプリの活用でAI診断で「歩数を増やす」などの行動提案が出た従業員さんに対して、達成すれば社食に使えるポイントが貰える仕組みもありました。
これによって無理のない参加と継続、「やった方が楽しい!お得!」と自主的に取り組みたいと思える環境づくりが増えていることが印象的でした。
健康への小さな接点を増やして行動のハードルを下げるという、自分らしく取り組める健康経営のカタチが全体を通して当たり前になっているようでした。
熱中症対策義務化の掲示~対応まで一体で運用する流れが主流

多くの企業で、令和7年6月から改正労働安全衛生規制が施行され、職場における熱中症対策の強化が義務化されたことを踏まえ、単発ではなく体系的に取り組む流れが感じられました。
会場では、暑さ指数(WBGT)の把握と掲示で分かりやすくしたり、作業計画上の休憩とローテーション、水分・塩分補給の導線の整備、教育・訓練の定期実施、体調不良時の連絡・応急対応フロー、さらにスポットクーリングや遮熱、換気の改善といった環境面の対策まで、ひとつながりで提示する事例が多く見られました。
厚生労働省の手引きで示される観点が運用設計に繋がっていて、倉庫や工場、屋外作業だけでなく、オフィスでも通勤や屋外点検、配送などの場面を想定したリスクコミュニケーションの整備が必要となりました。
その影響を受け、掲示テンプレートやチェックカード、休憩所セット、ウエアラブル警告デバイスなどの道具立ても充実してきていました。
夏季の取り組みを継続することで、秋冬の感染症対策や翌シーズンの準備へと自然な流れで移行することで、学びを蓄積していく設計が主流になっているのが今のトレンドに感じました。
安全と健康を一体で運用するために、総務・人事・EHS・現場管理が同じ資料を見ながら議論できる環境を整えることの重要性を肌で感じてもらえるように工夫されたブースが多く、地球の環境変化の影響がここにも出ているのだなと改めて実感しました。
新設のワークプレイス改革EXPOが示した環境が行動を変える事実

今回名古屋では初開催となったワークプレイス改革EXPOは、健康経営とも極めて親和性の高い領域の展示会でした。
高さ調整デスクや姿勢を切り替えやすい椅子をはじめとした最新のオフィス家具、視認性を高める照明などのインテリアデザイン、雑音を抑える音環境など空間の最適化、心理的な変化を目指した観葉植物や自然素材の取り入れ、移動導線の見直しなど、空間そのものが行動を後押しする提案がたくさんありました!
はたらく空間を提案するブースが集結していたので、一角がとてもオシャレで雰囲気から楽しめる展示エリアとなっていて、歩いているだけでもワクワクできました!
展示の多くは、実際に見て、触って、感じられるのはもちろん、導入後の使い方まで含めた運用設計をセットで提示していました。
会議時間の設計と休憩の入れ方、資料の視認性を高めるレイアウト、立ちミーティングのガイド、集中と交流を切り替えるゾーニング、着席と立位を自然に切り替えられるデスクのプリセットや軽いリマインドなど、空間×オペレーション×コミュニケーションを同時に整える発想を体感できる展示ばかりでした。
はたらく空間の変化は、従業員さんの努力感なく望ましい行動を選びやすくなる環境を構築するので、働きやすさと健康行動の双方が底上げされる――というロジックが各ブースでそれぞれの特徴を活かしながら提案されていました。
長く同じ環境に居ると見落としてしまいがちな、ワークプレイスへの考え方をガラッと変えてくれる素敵空間でした!
まとめ~健康経営EXPOで感じた企業の想い~

今回の健康経営EXPOは、テクノロジーの進化と現場での運用への知見が交差しながら、≪点≫の導入から≪面≫の運用へと確実に変化していることを感じられる展示会でした。
セミナーでは、実際に健康経営のサービスを導入した企業のリアルな運用と効果を聞くことができました。
そこではサービス提供企業と導入企業の強い絆を感じることができました。
「企業をもっと健康にしたい!」
共通の強い想いが、魅力的な企業を作るためには不可欠なのだな、と改めて感じられるセミナーでした。
信頼できる、この企業に任せたい!と思える出会いの場を総務・人事・経理Weekがたくさん作ってくれているんだと感じることができました。
健康経営は、特別なイベントではなく毎日の仕事の質を丁寧に整えていく取り組みなのだと改めて感じる一日でした!
このレポートで感じた想いが、みなさまの職場での取り組みを考えるヒントになれば幸いです!
次回は2025年09月10日~12日に幕張メッセで開催されます!
この熱気を是非、現地で体感してください♪
